Collection: マリー・ローランサン

タラマ・ド・ランピカと共に20世紀で最も人気を集めた女流画家である

1883年 パリ生まれ

10代から画家を志しアカデミー・アンベールで絵画教育を受ける。

アカデミー・アンベールでジョルジュ・ブラックと出会い、モンマルトルの洗濯船(bateaux lavoire)のアトリエでピカソや詩人とアポリネールと親交を深め、キュビスムの影響を受ける

アポリネールと恋に落ち、後別れる。アポリネールの有名な詩ミラボー橋はマリー・ローランサンへの思いを綴ったと言われる

1907年サロン・デ・アンデパンダン展に出展

1912年初めての個展開催し評判を高める キュビスムの影響を抜け出し、パステルカラーで独自の清楚で優雅な女性像を描き人気作家となる エコール・ド・パリの画家として注目を集める

1914年ドイツ人男爵と結婚。第一次世界大戦の為マドリード、バルセロナに避難する

1920年パリに戻る。新しい時代のだ代表的人気画家となり、パリの上流婦人の間では、マリー・ローランサンに肖像画を注文する事が流行となる。バレーやオペラの舞台装飾や舞台衣装のデザインでも成功を収める

第2時世界大戦では、ドイツに自宅をされながら創作を続ける

1956年パリで永眠

作品解説

流れるような色彩の面を組み合わせて描いている。女性と犬の顔のみが具象性を保っているのみで、殆ど抽象画に近い。色の組み合わせを楽しみたい。