ギャルリー亜出果
ヴィクトール・ヴァザレリ Victor Vasarely Heisenberg (ハイゼンベルグ)
ヴィクトール・ヴァザレリ Victor Vasarely Heisenberg (ハイゼンベルグ)
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シルクスクリーン 1983年
限定25部(4/25)
出版:Graphos Verlag A.G.
刷師:Silium(パリ)
カタログ:Benavides 942
65.00 cm × 61.00 cm(イメージサイズ)
鉛筆による作家直筆サイン入り
作家保存版(Artist Proof)
真正性証明書付属
保存状態:非常に良好
作品解説
《Heisenberg》は、Victor Vasarely が科学的思考と視覚芸術の融合を追求した、1980年代の代表的シルクスクリーン作品です。
精密に構成された幾何学的フォルムは、秩序ある構造を保ちながらも、鑑賞者の視覚に揺らぎや不確定な空間認識をもたらします。色彩と形態の反復、微細な変化、空間的錯覚によって、画面は静止しているにもかかわらず絶えず変化しているように感じられます。
この視覚的な不安定性は、ヴァザルリが追求したオプ・アートの本質であり、見る者はひとつの確定した像ではなく、多様に変容する知覚体験へと導かれます。
数学的秩序の中に潜む揺らぎや曖昧さを提示する本作は、視覚そのものへの問いを投げかける、極めて知的な作品です。
タイトル解説
これは非常に明確です。
タイトルはWerner Heisenbergに由来する.
ハイゼンベルクは20世紀物理学を代表する理論物理学者で、
特に有名なのがHeisenberg uncertainty principle
(ハイゼンベルクの不確定性原理)です。
これは簡単に言うと、「ある粒子の位置と運動量を、同時に完全には確定できない」
という量子力学の基本原理。
これがヴァザルリと非常に相性がよい。
なぜなら彼のオプ・アートも、見る位置や視線によって像が変化し、
ひとつに固定されないからです。
つまりこのタイトルは、物理学の「不確定性」を視覚芸術へ置き換えたものと考えられます。非常に知的で、ヴァザルリらしい命名です
「タイトルは理論物理学者ハイゼンベルクに由来し、視覚認識の揺らぎと不確定性を示唆している」
