コレクション: セルジュ・ラシュス

1933   フランス南西部の町ピアリッツに生まれる。

1950   パリ装飾美術学校に入学。

1955   パリの広告代理店“PUBLICITAS”に入社。印刷物のイラストを担当する。

1981   以降、パリ、ボルドー、オンフルール、ニースなどフランス各地を始め、スイス、イタリア、スペイン、アメリカで個展を開催。

1993   「価値あるフランスの作家」大賞を受賞。 

美術学校時代から、セザンヌやデュフィなどから影響を受け、フォルムと色彩の単純をして、そのフォルムの繰り返す事でフォルムの連続性の美しさを追及している。馬をテーマに描く事が多く、優美で繊細な馬を洗練されたシンプルなフォルムに還元して、幾頭もの馬を連続的に描きそのフォルムのヴァリエーションを楽しませてくれる。樹木の幹も柔らかな曲線の繰り返しで、その連続する優美な曲線美が印象的だ。樹木の枝葉は大きくシンプルな塊とシンプルな色彩で描かれている。馬、カヴァリエ、森などの具象的な要素を描いているが、シンプルで連続的な形を多用して、フラットでシンプル化された色彩で描かれた抽象画のようでもあるが、馬と季節ごとの自然の魅力も十分に伝えている。