マニュエル・リュバロ
21世紀のフランス画家 フランスのみならず日本、アメリカ、韓国でも人気がある。日本では2007年以来ギャルリー亜出果が契約して三越、大丸などの有名百貨店を中心に展示されちる。2010年来日して神戸大丸、名古屋三越等でマニュエル・リュバロ来日絵画展を開催した。
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経歴
1958年生まれ
<歓びのブーケ> 油彩 60x60㎝
受賞歴
1995年 Nolay市展でグランプリを受賞
2000年 Annet-sur-Marne市展でグランプリ受賞
2001年 Salon de Gournay-sur-Marneで金賞受賞
Montreuil市展でA.P.E賞受賞
Salon d’Argenteuil でグランプリ受賞
2002年 芸術・科学・文学賞の銀賞受賞
Gournay-sur-Marne のサローヌ・ドートンヌで金賞受賞
2002年 Salon de Nolayでグランプリ・レオナール・ダビンチ賞受賞
2003年 Monfermeilの春のサロンで金賞受賞
2004年 Evry市展でグランプリ受賞
<ベニスの小さい橋> 油彩6号
出展実績
国立美術協会ルーブル展 フランス芸術家協会サロン パリ市サロン
名誉招待作家を勤めたサロン
1999年 Villepinte市のforum de l’emploi展名誉招待作家
2002年 Salon d’Argenteuil 名誉招待作家
2003年 Montevrainサローヌ・ドートンヌ名誉招待作家
2004年 Annet sur Marne サローヌ・ドートンヌ名誉招待作家
2005年 Courtryの春のサロル名誉招待作家 Croissy-beaubourgのサローヌ・ドートンヌ名誉招待作家
2006年 Salon de St-Germain les Corbeil名誉招待作家 Salon de Montfermeil名誉招待作家
マニュエル・リュバロの筆が描く花、ベニス、また嵐の夜は劇場の装飾のようだ。画家は想像と表現の間を漂いながら、現実世界を叙情的なそしてなかば抽象的な世界に変容させる。花々は、燃え上がり、空は輝きを増し、絵画的要素が統一され、光と色彩の快いハーモニーを奏でる。
<ブーケserie1187> 油彩 50x50㎝
マニュエル・リュバロはマチエール(質感)を大事にする。彼は、絵具を愛撫するように扱い、練り合わせ、自分の意思の儘に、キャンバスの上に厚く塗りつけていく。彼のタッチは、大胆で自然な腕の動きの延長だ。腕の動きと画面上の動きが見事に一致している。彼の構図は、力強く放射している。画家があの幻想的な雰囲気を作るのは、赤(ヴーミリオン)や青(ウルトラマリン)を純粋な儘使い、一方で色と色の断絶を中間の色調で和らげているからだ。彼は下描きのデッサンを破壊しても、隅々までの精緻なニュアンスを調和させようとする。そこに出来上がるのがマニュエル・リュバロの世界だ。<嵐の夜>は画家の激情が、すべてを支配している。風や海が絵画に影響を与えているとしても、画家は正確に雰囲気を描きだそうとしている。リュバロは自分の絵と距離を保つ事を知っている。その絵をどのようにな方向に導き、どの部分を抽象化し、どの部分に具象性を持たすか判断し、自分が実現したい絵画を描く。現実と夢が交錯する幻想的な雰囲気の絵画は、実は画家の明晰な感性が生み出している。
Univers des arts No147 2009年12月2010年1月号
パトリス・ド・ラ・ペリエール