コレクション: フェルナン・レジェ Fernand Leger

フェルナン・レジェは、1881年2月4日、フランス・アルジャンタン(オルヌ県)に生まれました。

学業にはあまり熱心ではなかったものの、幼少期から素描の才能に恵まれ、十代の頃にはノルマンディーで建築家のもとで働きました。1900年にパリへ移り、アンドレ・マールやアンリ・ヴィエルらの支援を受けます。装飾美術学校に入学後は、写真家や建築家のもとで働き、構造的な画面構成への理解を深めました。

初期の作品は印象派の影響を受けていましたが、肺を患い、友人アンリ・ヴィエルとともにコルシカ島へ療養に赴きます。そこで出会った地中海の強烈な光は、彼の色彩感覚に大きな影響を与えました。

1907年にパリへ戻ると、ロベール・ドローネー、シャイム・スーティン、マルク・シャガール、アンリ・ローランス、アメデオ・モディリアーニらと交流します。また、ポール・セザンヌの造形理念との出会いは決定的な影響を与えました。

1913年、ノートル=ダム=デ=シャン通りのアトリエに移り、彼の制作における重要な概念「コントラスト(対比)」を打ち出します。形態・色彩・量感の対比を重視する姿勢は、その後の作風の基盤となりました。

第一次世界大戦に従軍し、1914年から1917年まで前線に立ち、負傷します。この戦争体験は彼の芸術観に深い影響を及ぼしました。戦後ヴェルノンに移り住み、機械や工業的モチーフを作品に取り入れ、近代社会のダイナミズムを表現する独自の「機械的様式」を確立します。

1920年代は充実した時期で、多くの注文制作や新たな出会いに恵まれました。ピエト・モンドリアンやル・コルビュジエらと交流し、壁画や舞台美術、建築との協働など活動の幅を広げます。

第二次世界大戦中はニューヨークに滞在し、1945年にフランスへ帰国。その後フランス共産党に入党し、芸術をより多くの人々に開くべきだと主張しました。

晩年の作品は、鮮やかな色彩と単純化された量感豊かな人物像に特徴づけられ、明るく力強い生命感に満ちています。

フェルナン・レジェは1955年8月17日、ジフ=シュル=イヴェット(エソンヌ県)にて逝去しました。

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