ギャルリー亜出果
ヴィクトール・ヴァザレリ Victor Vasarely Zebra 3 ゼブラシリーズ3
ヴィクトール・ヴァザレリ Victor Vasarely Zebra 3 ゼブラシリーズ3
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リトグラフ 1984年
限定125部(108/125)
出版:Graphos Verlag A.G.
刷師:Silium(パリ)
カタログ:Benavides 986
61.00 cm × 78.00 cm(シートサイズ)
44.00 cm × 64.00 cm(イメージサイズ)
鉛筆による作家直筆サイン入り
真正性証明書付属
保存状態:非常に良好
作品解説
《Zebra 3》は、Victor Vasarely の芸術的出発点を象徴する「ゼブラ」シリーズを発展させた、きわめて重要なリトグラフ作品です。
ヴァザルリにとって「ゼブラ」は単なる動物モチーフではなく、視覚錯覚と動きの研究の原点でした。1930年代末から1940年代にかけて制作された初期のゼブラ作品は、今日オプ・アートの最初期の実験作として広く知られています。
本作では、多彩なストライプ背景の上に疾走するゼブラの姿が浮かび上がり、その縞模様と背景の色彩リズムが複雑に交錯しています。この構成によって、画面には強い振動感と動勢が生まれ、動物の躍動が視覚的エネルギーとして伝わってきます。
ゼブラの縞模様は、ヴァザルリにとって理想的な視覚実験の素材でした。白と黒の反復する線が、輪郭を曖昧にし、形態を揺らがせながら、観る者の知覚に絶えず変化する錯覚をもたらします。
全力で駆けるゼブラの姿は、単なる自然描写を超え、「運動そのもの」を視覚化した存在として現れています。これは20世紀初頭の未来派以来の「動き」の研究を、ヴァザルリ独自のオプティカルな方法で再解釈したものともいえます。
《Zebra 3》は、ヴァザルリが生涯を通じて探究した視覚のダイナミズムを鮮やかに示す、象徴的な一作です。
タイトル解説
これは比較的わかりやすいタイトルです。
Zebra
=シマウマ
ですが、ヴァザルリにおいては非常に特別な意味を持ちます。
彼の代表的初期作
《Zebra》
は、しばしば
オプ・アート最初の作品
のひとつと見なされています。
シマウマの縞は、
- 黒と白の反復
- 曲線の変形
- 視覚振動
- 輪郭の錯覚
を自然に備えており、彼の視覚研究に理想的でした。
