ギャルリー亜出果
ヴィクトール・ヴァザレリ Victor Vasarely Mar-Kab(マール=カブ)
ヴィクトール・ヴァザレリ Victor Vasarely Mar-Kab(マール=カブ)
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Mar-Kab
シルクスクリーン 1973年
限定220部
出版:Pierre Belfond(パリ)
刷師:Atelier Arcay(パリ)
カタログ:Pedro Benavides 211
76.00 cm × 62.00 cm(シートサイズ)
60.00 cm × 48.00 cm(イメージサイズ)
鉛筆による作家直筆サイン入り
作家保存版(Artist Proof)
真正性証明書付属
保存状態:良好
マージンに修復跡あり
イメージ部分は非常に良好
作品解説
《Mar-Kab》は、Victor Vasarely が幾何学的抽象と視覚錯覚を洗練された構成によって展開した、1970年代を代表するシルクスクリーン作品です。
本作では、水平に反復するラインの上に、基本的な幾何学形態が幾層にも重なり合いながら浮かび上がります。秩序だった線のリズムの中から形態が徐々に出現することで、画面には静かな振動と空間的な広がりが生まれています。
特に印象的なのは、作品全体に漂う銀色の虹彩のような輝きです。光の角度によって微妙に表情を変えるこの繊細な質感は、作品に独特の奥行きと洗練された気品を与えています。
平面的でありながら立体的な錯覚を生み出すこの構成は、ヴァザルリが追求した「視覚の建築」を象徴しており、鑑賞者は見るたびに異なる空間認識へと導かれます。
《Mar-Kab》は、数学的秩序と詩的な光の効果が見事に融合した、オプ・アートの魅力を凝縮した一作です。
タイトル解説
これは少し解釈が難しいタイトルですが、ヴァザルリらしい造語と考えられます。
分けると
Mar
→ marbre(大理石)や marine(海)を連想させる可能性
Kab
→ 幾何学ユニットや構造コード的な略号の可能性
特に作品の
銀色の虹彩的な輝き
を考えると、素材感や鉱物的質感を示すコードネームとして付けられた可能性があります。
ヴァザルリはしばしば意味を明示しない構造タイトルを用いるため、ここでは無理に意訳せず、
