ギャルリー亜出果
ルネ・マグリット Rene Magritte The Masterpiece, or The Mysteries of the Horizon 代表作又は地平線の秘密
ルネ・マグリット Rene Magritte The Masterpiece, or The Mysteries of the Horizon 代表作又は地平線の秘密
受取状況を読み込めませんでした
リトグラフ 2011年
限定275部(157/275)
出版:Artvalue(ルクセンブルク)
刷師:Philippe Moreno, Atelier Art-Lithographies(パリ)
45.00 cm × 60.00 cm(シートサイズ)
38.00 cm × 49.00 cm(イメージサイズ)
版上サイン
真正性証明書付属
保存状態:極美
原作:1965年《The Masterpiece, or The Mysteries of the Horizon》に基づく
BFK Rives紙
ADAGPおよびMAGRITTE Estateのドライスタンプ入り
作品解説
《The Masterpiece, or The Mysteries of the Horizon》は、René Magritte 晩年の代表的な思索を象徴する重要作です。
広がる水平線を背景に、同じ帽子とコートをまとった三人の人物が静かに並ぶこの構図は、一見すると単純で秩序だった光景に見えます。しかしその静けさの中には、マグリット特有の深い謎と知的な不安が潜んでいます。
三人の人物はそれぞれ異なる向きを向いていますが、その顔貌は決して明確には明かされません。正面、後ろ姿、横顔という視点の違いがありながら、私たちは結局、その人物の本質に到達することができません。
ここでマグリットが提示しているのは、「見ること」と「知ること」との間に存在する決定的な隔たりです。
私たちは何かを見たとき、それを理解したと思い込みます。しかしマグリットは、視覚によって捉えられるものが、必ずしも真実そのものではないことを静かに示しています。
水平線という無限へと続く空間は、現実と未知、可視と不可視の境界を象徴しており、作品全体に哲学的な広がりを与えています。
その端正で抑制された描写は、幻想性を誇張することなく、かえって観る者に深い思索を促します。
本作は、マグリットが生涯問い続けた
存在とは何か
見るとは何か
認識とは何か
という根源的テーマを、極めて簡潔なイメージによって表現した傑作です。
