リトグラフ、1952年
エディション:6/75
出版社:Maeght(パリ)
刷師:Atelier Mourlot(パリ)
カタログ:Saphire E 14
用紙サイズ:37 × 55.5 cm
画面サイズ:33 × 51.5 cm
鉛筆による直筆サイン入り
真正証明書付き
コンディション:Excellent
本作は、レジェ晩年の絵画および版画作品の連作のひとつで、有給休暇という近代社会の新しい制度を主題としています。
のどかな田園風景の中に、太い黒の輪郭線で描かれた複数の人物が配置されています。キュビスムの実験から派生した形態処理と、平面的で大胆な色彩によって構成され、単純化されたフォルムは力強く、記号的に表現されています。
レジェは、現代社会と人間の関わりを明快な造形で表現し、本作でもその特徴が端的に示されています。
Fernand Léger について
フェルナン・レジェ(1881–1955)は、20世紀前半を代表するフランスの近代画家です。キュビスムの影響を受けながらも独自の表現を確立し、**形態・色彩・量感の「コントラスト(対比)」**を軸とした力強い造形で知られます。
第一次世界大戦の体験を経て、機械や都市といった近代的モチーフを取り入れた「機械的様式」を展開。戦後はより鮮やかな色彩と量感ある人物像へと発展し、明快で生命力に満ちた画面を生み出しました。
絵画のみならず、壁画、舞台美術、建築との協働など幅広い分野で活動し、近代美術の発展に大きな足跡を残した作家です。
