シルクスクリーン
制作年:1951年頃
エディション:194/200
出版社:Guilde Internationale de la Gravure(ジュネーヴ/パリ)
刷師:Jean Bruller(パリ)
カタログ:Saphire n° E 8
用紙サイズ:43.7 × 35.5 cm
画面サイズ:27.5 × 20 cm
鉛筆による直筆サイン入り
真正証明書付き
コンディション:Very good
グアッシュ作品を原作とする版画
本作はレジェ晩年期の作品で、淡いパステル調の色彩による軽やかな構成が印象的です。謎めいた有機的フォルムが空間に広がり、幾何学的な立体要素が前景の花のモチーフと対比されています。
花はレジェ作品に繰り返し現れる象徴であり、希望や再生を想起させる存在でもあります。本作の着想は、彼が晩年に居を構えたシュヴルーズ地方の風景に由来すると考えられます。
簡潔でありながら、色彩と形態の調和が際立つ一作です。
Fernand Léger について
フェルナン・レジェ(1881–1955)は、20世紀前半を代表するフランスの近代画家です。キュビスムの影響を受けながらも独自の表現を確立し、**形態・色彩・量感の「コントラスト(対比)」**を軸とした力強い造形で知られます。
第一次世界大戦の体験を経て、機械や都市といった近代的モチーフを取り入れた「機械的様式」を展開。戦後はより鮮やかな色彩と量感ある人物像へと発展し、明快で生命力に満ちた画面を生み出しました。
絵画のみならず、壁画、舞台美術、建築との協働など幅広い分野で活動し、近代美術の発展に大きな足跡を残した作家です。
