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私は2012年に軽井沢ペイネ顧問として南フランスコートダジュールのアンチーブ市立ペイネ美術館を訪問した。
南仏アンチーブのペイネ美術館↓
私の会社(㈱アデカはギャルリー亜出果と、1995年~2015年の20年間軽井沢プリンスショッピングプラザと軽井沢プリンスホテルにギャラリーヴァンドフランスというフランス絵画専門の画廊を経営していた。
軽井沢プリンスショッピングプラザのギャラリーヴァンドフランス
ギャラリーヴァンドフランスはフランス大使館が後援していた
フランス大使館経済商務官のベルナール・ロラン氏と武田康弘夫妻↓
2010年当時の軽井沢プリンスホテルの総支配人の小山正彦氏(現プリンスホテル社長)に頼まれて、軽井沢プリンスホテルで軽井沢を国際的な観光と国際会議都市にする為の講演会を開催した。当時、観光業界は不況で、軽井沢プリンスホテルもトップシーズン以外は稼働率の最低記録を更新していた。
NHKの元ニュースキャスターで初代パリ日本文化センター館長の磯村尚徳氏、尚美学園大学の学長兼理事長の松田義之氏と松田さんの弟子で実践女子大学教授の犬塚氏と私の4人で第1回軽井沢国際リゾートコンフェランス講演を開催した。
世界中の超一流の政治家や経済人があるまるダボス会議で有名なスイスのダボスやアメリカの高級文化リゾート都市のアスペンなどの話で盛りあがった。第1回は、軽井沢プリンスホテルで開催した。翌2011年には森トラストの傘下の万平ホテルで開催されて、森トラストの専務伊達美和子氏(現社長)、通産省官僚、長野県観光課の人とプリンスホテルの総支配人小山正彦氏(現社長)が講演した。
磯村尚徳氏とギャルリー亜出果武田康弘↓
その度に、藤巻軽井沢町長も出席して町全体として盛り上がる雰囲気ができて、軽井沢リゾートコンフェランス推進委員会(軽井沢RCC)が設立されて、軽井沢町としても軽井沢RCCに予算を付ける事になった。
軽井沢のペイネ美術館は軽井沢の塩沢湖を中心にした総合文化公園<タリアセン>の中にある。タリアセンには、ペイネ美術家以外に軽井沢に住んだ作家の原稿を集めた軽井沢高原文庫、花の博物館などもって、半日位は楽しく遊べる軽井沢の観光資源だ。
軽井沢タリアセン内のペイネ美術館↓
私が軽井沢に国際会議や観光客を呼び入れるセミナーに企画をしたり、パネラーになって講演した為、軽井沢界隈で少し有名になった。タリアセンにはペイネ美術館があり、私は版元のミュレさんから購入したレイモン・ペイネのオリジナル版画の世界一のコレクターなので、2012年にタリアセンから依頼を受けて、ペイネ美術館の顧問としてアンチーブのペイネ美術館を訪問する事となった。
軽井沢ペイネ美術館前のペイネの恋人達の像↓
2012年の秋に始めて、アンチーブのペイネ美術館<正確にはレイモン・ペイネとユーモラスな作家の美術館>のグジョン館長とレイモン・ペイネの娘のアニー・ペイネに会い意見交換をした。
当時はアンチーブのペイネ美術館に来るアジア系は日本人のみだった。(現在は中国、韓国でもペイネが有名になり、日本人より中国人の来場の方が多いらしい。2019年にグジョン館長曰く)
グジョン館長もアニー・ペイネも大喜びで私を迎えてくれて、アンチーブ市と軽井沢町を姉妹都市にする提案を貰った。アンチーブのペイネ美術館とピカソ美術館はいずれもアンチーブ市立美術館なので、グジョン館長も市の職員となっているので、この話はアンチーブ市に彼から提案することになった。また、軽井沢町の藤巻進町長一族が軽井沢タリアセン(ペイネ美術館)の経営者なので、前進すると私は思った。
ペイネ美術館のレイモン・ペイネのオリジナル版画<春夏秋冬>の前の
アニーペイネ↓
私は、軽井沢町とアンチーブ市の姉妹都市の提案を手土産に日本に帰り、タリアセン(ペイネ美術館)に報告をした。ところが意外な返事が返ってきた。町長が自分の経営する企業に有利な事案を進める事はできないとの返事が返ってきた。町長が公人なので役職を利用して私的な利益の係る事は出来ないとの事だ。それなりに理屈は通っているので納得するしかなかった。
軽井沢町は別荘地で地価が高いので、固定資産税が沢山はいってくる。聞くところによると、地方交付金を受けていない自治体は全国で東京都と軽井沢町だけらしい。軽井沢町は、観光政策など議論はしても、実際には余り本気にならないと他の人から聞いた。お金持ちの自治体なので、のんびりしているらしい。
2013年に安部政権が誕生して、景気が回復したのと観光立国政策が取られ軽井沢プリンスホテルの稼働率は急上昇して、㈱プリンスホテルの赤字から大幅黒字の時代となり、軽井沢を国際リゾートと国際会議都市にする事など誰も言わなくなった。小山正彦氏も常務取締役となりプリンスホテル西日本の総支配人になり京都にいってしまった。
弊社も2015年に小売り業から卸売り業に転身して、軽井沢プリンスホテルのギャラリーヴァンドフランスは閉廊して軽井沢から撤退した。
軽井沢とアンチーブの姉妹都市計画は1歩も前に進まなかったが、アンチーブのペイネ美術館のグジョン館長やペイネの娘との交流や軽井沢ペイネ美術館との交流は現在も続いている。
今後も軽井沢ペイネ美術館やアンチーブのペイネ美術館と一緒に20世紀フランスが生んレイモン・ペイネの恋人達の愛と平和のアート世界に多くの人達を誘いたい。
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