ミッシェル・アンリ 【夏のフルーツ】 油彩80x40㎝【額付】
ミッシェル・アンリ 【夏のフルーツ】 油彩80x40㎝【額付】
2011年作品
作家ミッシェル・アンリが弊社(ギャルリー亜出果)の注文で描いた絵画です。
ミッシェル・アンリは花をメインに描く画家でビュッフェ、ブラジリエなどと共に20世紀フランス画壇を代表する画家です。絵画から幸福感感じられるので、フランスでは幸福の画家、ポピーを多く描くのでアメリカではポピーの王様と呼ばれています。透明感のある色彩は、宝石に例えられます。赤はルビーの色、ブルーはサワイアの色、緑はエメラルドの色、深みのあるブラウンはトパーズの色言われます。ミッシェル・アンリの絵画はパリ市近代美術館、スエーデン王室、モナコ公国、サウジアラビ王室等が収蔵しています。ギャルリー亜出果は1995年以来ミッシェル・アンリの日本総代理店として日本各地の有名百貨店、画廊でミッシェル・アンリ来日展を企画し、ミッシェル・アンリの作家自筆サイン入りオリジナル版画の制作、絵画版画の販売、著作権の管理をしています。
作品解説
コンテンポラリーアートの展示会に出展しても違和感がない。意味もなくチューリップを3本描いている。ミッシェル・アンリの美しく古典的な三角形構図もない。3本のチューリップとチューリップが差し込まれた透明な瓶が3本長く描かれている。この透明な花瓶は、チューリップの為に一輪挿しの役割を果たしているはずだが、チューリップではなくて、この3本の瓶が中心に描かれている。瓶の足元にスモモが3個置かれている。ガラスの花瓶は背景のオレンジ色と同化して、輪郭のみが白とゴールドグリーンでなぞられている。チューリップも果実も地味な少しくすんだワインカラーだ。どうみても、主役はオレンジ色と限りなく赤に近いピンク色の背景だ。この絵画は3つのチューリップ、果実、ガラス瓶が描かれているが、光を含んだオレンジ色と赤を色を見せる為に描かれていると思われてならない。その光と色彩を引き立たせる為に、光を通し、背景の色彩に染まるガラス瓶と赤オレンジより地味なワインカラーのチューリップと同系色の果実描いている。書き出しに戻ろう、つまり、。この絵画は3種類の3つづつのオブジェを配した絵画で、具象画というよりコンテンポラリーアートに近い。3種類の地味な色彩のオブジェは背景のオレンジ色の色彩と光との響き合いをより鮮やかに見せている。