フランス絵画の巨匠ミッシェルとオリジナル版画<シルクスクリーン>を共同制作して展示会を開催

フランス絵画の巨匠ミッシェルとオリジナル版画<シルクスクリーン>を共同制作して展示会を開催

ポン・ヌッフとノートルダム

2000年にミッシェル・アンリが私にオリジナルリトグラフの独占制作権と日本での彼の作品の独占販売権を認めてくれた。

ここでシルクスクリーンという版画の技法について説明しておこう。シルクスクリーンは孔版画の技法の一種で、一言でいえば、絹の布の網目から色を染み出させてその色を紙や布に移し取る技法の事だ。

元は絹が使われていただが現在は絹を使う事は無く、様々のやり方で穴の開いたスクリーンから染み出させた色を紙に移しとる技法をシルクスクリーン、スクリーンプリント、セリグラフと呼ぶ、芸術分野ではシルクスクリーの名前が一般的に使われるので、ここでもシルクスクリーンの名前を採用した。

    シルクスクリーン工房の作業風景                    シルクスクリーンから沁み出る色を紙に擦り付ける作業↓

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シルクスクリーンの技法は20世紀初頭イギリスで発明されて、商業分野で使用されたが、1960年代にアメリカのアンディー・ウオーホルやロイ・リキテンシュタインがオリジナルシルクスクリーンを制作して以来アートの技法となって、アメリカやイスラエルのアート専門のシルクスクリーン工房が有名になった。

アンディ・ウオーホルのシルクスクリーン作品 マリリンモンロー↓

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シルクスクリーンは色を厚塗りできる技法だ。ミッシェル・アンリはマチエール(絵具の形としての造形的な美しさ)が際立って美しい画家なので、シルクスクリーンで色彩のみでなく絵具のマチエールも表現できる。

つまり、ミッシェル・アンリの油彩の魅力を表現するには、シルクスクリーンの方がリトグラフより適している。リトグラフは石版の上に塗った色を移し取るが、薄くしか色を乗せる事ができない。

     ミッシェル・アンリとギャルリー亜出果共同制作           ミミッシェル・アンリのオリジナルシルクスクリーン<ローマの窓辺>↓

ローマの窓辺

パリの版画販売会社ギャラリーFAのGと一緒に4作品制作する事になった。以前に日本の版画卸業者制作したオリジナルリトグラフは6~8号サイズで全部で6作制作したが、今回のオリジナルセリグラフはその倍のサイズ大体12~16号サイズだ。200部限定で4作品制作して、私が各100部Gが100部を引き受ける事となった。

  ギャルリー亜出果xミッシェル・アンリ共同制作                 オリジナルシルクスクリーン<カリフォルニアのポピー>↓

カリフォルニアのポピー

フランスは19世紀以来オリジナルリトグラフの歴史があり、ロートレック、ミュシャ、ローランサン、シャガール、ピカソ、ルオー、ミロなど有名な作家がリトグラフを制作して、質の高いリトグラフの工房はあるが、シルクスクリーンの工房の質は高くない。

パリのリトグラフ工房

パリのリトグラフ工房5

1980年代にパリの画商がミッシェル・アンリのオリジナルシルクスクリーンを制作した時と同じイスラエルの工房に制作を依頼した。

ミッシェル・アンリもイスラエルに行った。その工房はドイツのフランクフルトのショーに出展するので、私も会いに行った。その後工房のオーナー夫妻が来日して打ち合わせもした。

 

   ギャルリー亜出果とミッシェル・アンリ共同制作              イスラエルの工房で鉛筆でサインを入れるミッシェル・アンリシルクスクリーン<ベニスのコクリコ>現在は売り切れ

1999 イスラエルのシルクスクリーン工房png

 

制作した作品は「パリのアート橋」、「ローマの窓辺」、「ベニスのコクリコ」、「ベニスのブーケ」だ。流石に質の良い作品に仕上がって、ミッシェル・アンリ、パリの画廊FAのGも私もだった。

池袋三越でのミッシェル・アンリの展示会に早速展示して大好評だった

池袋三越MH来日展1

池袋三越MHrアイ日展2

これらのミッシェル・アンリオリジナル版画<シルクスクリーン>は有名百貨店での展示会でも購入できると同時に弊社サイトでも購入可能だ。

弊社が直接画家と共同で制作して、作家が自筆でサインを入れた新品作品だから安心して購入頂ける。私の目の前でサインを入れた作品だ。

絵画版画はリサイクルされた作品も市場に出回っているので、弊社のサイトで新品を購入される事をお勧めしたい。他で見かける事があれば、弊社にお問い合わせ頂けば、その作品が弊社の制作の新品かそれとも、リサイクル商品か調査できるので、お気軽にご連絡あれ。 

 

 

 

 

 

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