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ギャルリー亜出果

ザオ・ウーキー Zao Wou-Ki Beauregard (Frontispice) (美しき眺望) 扉絵》

ザオ・ウーキー Zao Wou-Ki Beauregard (Frontispice) (美しき眺望) 扉絵》

通常価格 ¥1,300,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥1,300,000 JPY
セール 売り切れ

エッチング・アクアチント 1981年

限定40部(31/40)

出版:Maeght(パリ)

刷師:Atelier Lacourière et Frélaut(パリ)

カタログ:Agerup 307

38.00 cm × 28.00 cm(シートサイズ)

25.00 cm × 18.00 cm(イメージサイズ)

鉛筆サイン入り

真正性証明書付属

保存状態:極美


作品解説

《Beauregard (Frontispice)》は、Zao Wou-Ki が詩と版画の融合を探求した、静かな詩情に満ちた作品です。

“Frontispice(フロンティスピス)”とは、本の冒頭に置かれる扉絵や序章的イメージを意味し、本作もまた、文学作品の世界へ鑑賞者を導くための視覚的な入口として制作されました。

画面には、明確な風景描写は存在しません。

しかし、柔らかな色調や繊細な腐蝕線の重なりによって、まるで霧の中に浮かぶ道や岩肌、あるいは光の気配のようなものが静かに現れては消えていきます。

ザオ・ウーキーは、対象を具体的に描くのではなく、「見る前の感覚」や「記憶の余韻」を表現しようとしました。

本作でも、空間は固定された場所ではなく、視線や感情によって絶えず変化する内面的風景として広がっています。

また、彼の作品には東洋的な余白の思想が深く息づいています。

描かれていない部分は単なる空白ではなく、光や空気、静寂を感じさせる重要な要素です。

そのため本作には、沈黙の中に漂うような深い呼吸感があります。

エッチングとアクアチントによる繊細な濃淡表現も非常に美しく、版画でありながら水墨画のような軽やかさと透明感を感じさせます。

1980年代のザオ・ウーキーは、抽象表現をさらに精神的・詩的な領域へ成熟させており、本作にもその円熟した世界観が表れています。

《Beauregard (Frontispice)》は、自然・詩・記憶・沈黙が静かに交差する、ザオ・ウーキーらしい抒情性に満ちた作品です。


タイトル解説

Beauregard

はフランス語で、

  • 「美しい眺め」
  • 「美しき景観」

を意味します。

また、

Frontispice

は、

  • 「扉絵」
  • 「巻頭図版」
  • 「序章イメージ」

という意味です。

したがって本作タイトルは、

《Beauregard(美しき眺望) 扉絵》

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