收藏: アンボロワーズ&ヴィクトール

フランス・グルノーブル出身の二人によるアーティストデュオです。2015年、パリ郊外のアートスペースでの巨大な水墨の象の絵をきっかけに活動を開始しました。あらゆるものに魂が宿るとするアニミスム的な自然観を出発点に、動物や植物、鉱物のひとつひとつに宇宙が宿ると捉え、その世界観を素描にとどまらず、彫刻やタペストリー、インスタレーションなど多岐にわたる表現へと広げています。中国伝来の墨による滲みの技法(lavis)を軸に、牛一頭に600時間を費やすなど、驚異への感受性(émerveillement)を大切にしながら時間をかけて手を動かし、機能や役割に還元されない生きものの姿を静かに立ち上げます。人間もまた無数の生命とつながる小さな生態系のひとつであるという思想が、その制作の根底に流れています。