フェルナン・レジェ Fernand Léger

フェルナン・レジェは20世紀前半を代表するフランスの画家であり、パリを中心に活動した École de Paris の重要な芸術家の一人です。初期には Cubism の影響を受けながら、機械や都市のイメージを取り入れた独自の造形表現を発展させました。太い輪郭線と鮮やかな色彩、円筒形の形態を特徴とする力強い画面構成は「機械の時代の美術」とも呼ばれ、近代社会のエネルギーを表現する新しい絵画世界を築きました。絵画だけでなく版画や壁画、映画など多様な分野でも活動し、20世紀美術に大きな影響を与えた画家です。

1881年
フランス、アルジャントン=シュル=クルーズ近郊に生まれる。

1900年
パリに移り建築事務所で働きながら美術を学ぶ。

1903–1905年
パリの装飾美術学校で学び、画家としての活動を始める。

1907年
サロン・ドートンヌなどに出品し、画家として注目され始める。

1910年頃
Cubism の影響を受け、円筒形の形態を用いた独自の表現を展開し始める。

1914–1918年
第一次世界大戦に従軍。戦争体験はその後の作品に大きな影響を与える。

1920年代
機械や都市文明をテーマにした作品を制作し、「機械の時代の美術」と呼ばれる独自のスタイルを確立する。

1924年
映画『バレエ・メカニック(Ballet mécanique)』の制作に参加。

1930年代
壁画や装飾芸術など大型作品の制作を行う。

1940年
第二次世界大戦中にアメリカへ渡る。

1945年
フランスに帰国。

1940年代後半〜1950年代
人間の姿を力強く描いた作品を多く制作し、壁画や公共芸術にも取り組む。

1955年
フランス、ジフ=シュル=イヴェットで死去。