1885 年 ウクライナのグラドシクで生まれ。父イリニチナ・スターンは弁護士で、絵画収集家であった父のアンリ・テルクに養子として引き取られました
1903年~1904年 ドイツのカールスルーエのトリエ・シュミット・ロイターで学ぶ
1905年~ パリのアカデミー・オブ・ザ・パレットに移り、肖像画や野獣派のヌードを描く
1908年 パリの「ギャラリー・ドゥ・ラ・リヴィエール(Galerie de la Renaissance)で初個展を開催。彼女の色彩豊かな作品が展示され、彼女の芸術家とての重要な一歩となった
1910年 画家のロベール・ドローネと結婚。彼女は夫と共に詩的な抽象芸術の道を歩み始めた
1913 年~ 1935 年:基本的に絵画と同じ様式で、インテリアとファッション(クッション、カーディガン、ドレス、ランプシェードなど) に専念した。その間、本の装丁、表紙、本の挿絵も制作した。1925年には、クチュリエのジャック・エイムとともに、国際装飾芸術博覧会 (アールデコ展) 内にショップを設け、パリに装飾店Case Soniaもオープンした
1930年~ドローネ夫妻は非具象芸術を擁護グループ「アブストラクション・クリエーション」に参加した
1935年から1937年 ソニア・ドローネは絵画制作に戻り、壁パネルを制作した。ドローネー夫妻は、反ファシストの「路上の芸術」というプロジェクトに参加した
1942年 夫のロベール・ドローネが他界。ソニア・ドローネは戦争が終わるまでグラースに隠棲した
1946 年 彼女はサロン・デ・レアリテ・ヌーヴェルを、コンクレート・アート・グループと共同創立し出展した。ソニア・ドローネーはエスパス・グループを創始した。同時対比の法則にしたがい、鮮やかな純粋な色彩で、絵画版画、モザイク、ステンドグラス、カーペット、タペストリー、劇場の舞台装置や衣装、絵本を制作した。ロベールとソニア・ドローネーは相互に影響与えているが、それぞれの個性と才能が見事に開花したオリジナリティの高い芸術を生みだした